《ホームヘルパー・介護福祉士》 基本介護技術講習 in 梅田
おはようございます。
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大阪はだんだん寒さも和らいできている感じですが、東京は雪が積もっているようで… 転ばないように気をつけてくださいね。
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さて、わたしは2月19日と26日の2日間、『基本介護技術講習』を梅田で受講してきました。
これは、食事・排泄・入浴・移動・移乗といった基本的な介護技術を実技形式で学ぶといったものです。
この2日間の受講で私が感じたことは、『いや~、基本ってめっちゃ大事やん…』 でした。
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技術的なことは復習という意味でとても勉強になりましたが、一番に受講して良かったと感じたのは利用者さんに対しての声かけと説明・同意の大事さの再確認でした。
声かけ・説明・同意とは、ケアを提供する利用者さんに対して声かけを行い、今から行うケアはどういったもので、どのような手順で実施するのかを説明、それを行ってもよいか利用者さん本人に確認し同意を得るといったものです。
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現場で働き始めのころは、こういった利用者さんの意思を尊重したケアを実践していたと思います。
また長年介護に従事しているケアワーカでもしっかりと声かけと説明・同意を実践している人はたくさんいらっしゃいます。
しかし、中には『こんなことは言わなくても分かってくれてはるやろ』、『いちいち説明しなくてもテキパキと手早くしたほうが利用者さんもうれしいやろ』、といった感じで声かけと説明・同意をしっかり行っていないケアワーカーも多くいるのも事実です。
楽をしたくて疎かにしているわけではないでしょうし、上で書いたように手早くしたほうが利用者さんの負担も少なくなると考えている人もいるでしょう。
何から何まで過剰に説明と同意を行うのも利用者さんの負担となりますし、それではどこまで行ったらいいのかと感じる人もいらっしゃると思います。
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でも利用者さんの立場に立って考えみて下さい。
自分が身体が動かせず、言葉もしゃべれない状態で何の説明もなしにいきなりオムツを交換されたらどう感じるでしょうか。無言でただ黙々と口の中に食べ物を入れられるような食事介助をされるとご飯は美味しく感じるでしょうか。
職業として介護に従事されている方、家族の介護をされている方、いろいろな形で介護に携わってらっしゃる方。もう一度基本に返ってそういったことを考えてみるのもお互いに気持ちのいいケアができるひとつの道だと思います。