ホームヘルパー養成講座 《 疑似体験で感じたこと 》
みなさんおはようございます。
梅の花も芽吹いてきて、少しずつ暖かくなってきましたね。
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さて、みなさんは年を重ねるごとに目が見えにくくなってくることは
ご存知だと思います。
それは老眼により視力が落ちてくることが多いのですが、その他に
『白内障』という病気で視力が低下することもあります。
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『白内障』は眼の中にある水晶体が加齢よって濁り、物が霞んだり、
二重に見えたり、まぶしく感じることもあるそうです。
早い人では40歳代から発症し、進行すると眼鏡では矯正できないほど
視力が低下していきます。
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初期段階では目薬によって進行を遅らせることは可能ですが、進行した
白内障に対しては手術にて回復を目指ことが多いです。
私もホームヘルパーの養成講座を受講したときに、周りの世界が白く濁って見える
『白内障メガネ』というものをつけて歩くという疑似体験を授業で行いました。
そのときに感じたのは、道路や障害物がほとんど見えず、足を一歩前に出すことに対して
すごく恐怖を覚えました。
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疑似体験ではこの他に、車椅子で実際の街に出たり、ヒザ関節が動きにくいように
テープで固定し、背中が丸くなるようにコルセットをして杖をついて外出をしたり、
筋力が低下した高齢者のように手足におもりをつけて階段の昇り降りもしました。
日常生活を問題なく過ごしている自分は、街中の放置自転車や路上駐車、
道路にはみ出している荷物や看板、見た目重視の機能性の無い階段などなんとも
思わなかったですが、その疑似体験をしたときには本当に動くことができなくなることが
たくさんありました。
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いくら高齢者や障害者に優しい街づくりを目指しても、最終的には人の気持ちが
一番大切なことだと思います。