高齢者 身体的活動性の向上と精神的安らぎ
久々の介護のちょっとした知識をひとつ。。。
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介護施設ではさまざまなレクレーションや
リハビリが行われています。
その中にアニマルセラピーやメイクセラピーなど
精神面と身体面の活動性を向上させるものがあります。
実際に私が現場で働いているときも、
ドッグセラピーが施設で行われたときは
普段全く自分から動こうとされなかった
利用者さんが犬の頭を撫でようとして
車椅子から立ち上がろうとされたり、
メイクセラピーではいつも無表情だった
利用者さんが鏡を見ながら恥ずかしそうに
ニコニコして他の利用者さんとも会話が
増えていました。
他には丸まっていた利用者さんの背中が
夏祭りなどで着物を着た途端ピンッと伸びたり、
着付けを手伝ってくださった利用者さんも
真剣な表情で職員にてきぱきと着付けの仕方を
指導して下さったりと、心理面からのアプローチが
身体的な面にも効果が期待されます。
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同じように、神戸市垂水区の有料老人ホーム
「グッドタイムリビング神戸垂水」では
『赤ちゃん先生』と題して、認知症の入居者さんが
赤ちゃんとのふれあいのなかで、精神面の安らぎと
いった効果を出しているそうです。
主催はNPO法人「ママの働き方応援隊」
(神戸市中央区)という団体で、参加者自身も
「息子と一緒に社会活動に参加でき、お年寄りの方々の
力になることにやりがいを感じる。子育ての大先輩からの
意見も参考になる」と話しています。
『赤ちゃん先生』
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レクレーションやリハビリは単に身体を動かす
だけではなく、こういった精神的な面からの
働きかけも大事なポイントとなります。
在宅で介護をされている方も、お年寄りと一緒に
動物園や植物園に行ってみたり、家の中でも少し
化粧をしたりするだけで、高齢者自身の気持ちも
明るくなり、活動性も上がるかもしれないので、
ぜひ一度試してみて下さいね。